左の黒いものは付属のスポンジ濾材です
久し振りの更新です
今回はエーハイムの水中フィルター
2006を取り上げます。
水中フィルターは以前にも
水作のスペースパワーフィットを取り上げたので
今回はそれとの比較もしつつ
書いていきたいと思います。
30センチ水槽に取り付けた様子。
この画像だと小さく見えますが、実物はかなり存在感があります
980円で安売りしていたので買ってみたのですが
どうもスペースパワーフィット(以下SPF)と比べると見劣りする
と言わざるを得ません
まずは音ですが
どうにもヴーンという振動音が耳に付きます。
流量を絞れば多少静かになりますが、静音とは言えません。
ただし寝室に置くと眠れないという程ではないので
欠点と言えるほどのものではないと思います。
次に形状ですが
見ての通りの長方形です。
背面にはコードを通すための溝があり
上面か側面から出すことができます。
使わない溝は、魚が挟まるので
付属のクリップを差し込んで、塞ぐようにと
説明書に書いてありました。
後ろからの画像
クリップは外してあります。
この形状はコーナーに設置できるSPFと比べると
余計なスペースをとるので水槽が狭くなってしまいますが
SPFよりも魚がフィルターの隙間に挟まる可能性は低いのは
メリットだと思います。
(SPFは使っていた時に魚が挟まる事故がありました
もっとも防止用のスポンジを使っていなかったせいですが)
濾材ケース内の様子。
インぺラで押し出された水は手前の四角い筒を通り
濾材に触れることはありません。
このフィルター内の水の流れは、画像下の
左右に開いた部分から水が入り、濾材を通り抜けて
背面のスリットからインペラへという経路をとります。
個人的には上にポンプ下に濾材ケースという
方式(ニッソー、水作など)のが合理的だと思うのですが・・・
エーハイムはどうして動力部分を
本体下部に持ってきたのでしょうか?
謎です。
その他気になった点を列挙すると
・水流が強い
吐出口の形状からシャワーパイプもつけられない
最小にしても30規格水槽では壁に水流を当てないと
勢いを殺せない。
・ディフューザー機能がない
エーハイムの水中フィルターの中で
唯一ディフューザー機能が付いていません。
今ある他社製品はディフューザーが付いているものが殆どなので
やはりマイナスポイント。
・濾材が少ししか入らない
これは水中フィルターの宿命かもしれませんが、
それでも少なすぎるように感じます。
これなら外掛けフィルターに濾材を詰め込んだ方が
ろ過能力は高いでしょう。
こんなところでしょうか。
あまり良い点が見出せませんでした。
強いて使い道をあげるとすれば
水槽内に水流を作りたい場合や
活性炭つきの濾材を生かして
水の色や濁りをとる。
くらいでしょうか。
何だか貶しているような記事になってしまいましたが
それだけアクア器具が進歩したという事でしょう。
10年くらい前は水中フィルターと言えば
このシリーズくらいしかなかったように思います。
それから今まで変わらず販売され続けている
ということは、やはり高い信頼性がある
という事なのかもしれません。
何といってもエーハイムですから。
※もちろんエーハイムなので50Hz用と60Hz用の2種類があります。
ネットで購入される方はHzを間違えないようにご注意ください。
PR