砂利をサンポールで酸処理

全国どこにでもあるトイレ用洗剤サンポール。
成分に塩酸が含まれているので、
砂利の酸処理に使うことが出来ます。
強酸性の液体なので使用の際はゴム手袋が必須です。


大磯砂などの砂利系の底砂で水草を育てる場合。
含まれている貝殻やカルシウム分で、
硬度やpHが上がらないように、
あらかじめ塩酸や酢でカルシウム分を溶かしておく。
ということがよく行われていますが、
塩酸は入手性に難があり、酢は酸処理が終わるまで時間がかかる、という短所があります。


そこで私はいつもサンポールを使って酸処理を行っています。
酸処理後の念入りな洗浄が必要ですが
反応は一日～半日で終わり、
安価でいつでも手に入るので愛用しています。



























今回使用した淡黄砂。
画像だと茶色っぽいですが
水槽に入れるともっと白っぽい色です。




今回は淡黄砂という砂利（８ｋｇ入り２袋）に対して
サンポール３本で処理します。


砂利を洗ったらタライに入れ、
全体が浸る程度にサンポールを注ぎ、
足りなければ少し水を足して完全に浸かるようにします。
サンポールに含まれている塩酸によって、
カルシウム分が溶かされ、泡が出てきます。
































この砂利にはカルシウム分が少なかったのか
泡の出は一般的な大磯より少なめでした。




一日から半日程度、たまにかき回しながら放置して
反応が終わったら溶液を捨てて、洗浄に移ります。
サンポールの場合、液はそのまま下水に流してしまっても問題ありません。

その後、軽くすすぎ洗いしてから
念のために重曹を入れて、残った塩酸を中和しておきます。
（必要ないのかもしれませんが一応念のため）
































使った重曹の量は５００ｇ入り一袋




ここまでやってもサンポールの臭いは残るので
仕上げに熱湯で洗います。
そうすると不思議と臭いが消えます。



以上この方法で何度か酸処理してきましたが
生体にも影響は見られず、水草の成長も良いので、
問題は無さそうです。

お試しの際は自己責任で。






2016 5/6追記
最近はサンポールの仕様も変わったのか
臭いが取れにくくなった気がします。




今は１００均で売ってる
「NEOナイス」を主に使っています。
成分が単純なので扱いやすいのがいいですね。

 
 
 
 
 

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